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コンビーフ(corned beef)とは、牛肉を塩漬けにした食品のことで、日本やブラジル、アルゼンチンでは缶詰にした物が多く見られます。コンビーフの歴史は、本来は船などで保存食料として使うための粗塩で塩漬けにした(corned) 牛肉のことを言い、日本では一般に缶詰であり、塩漬けにした牛肉を高温高圧で加熱してほぐしてフレーク状にした後、牛脂で固めたものです。コンビーフの缶は、内容物がこぼれないよう、側面の一部を帯状に巻き取って開缶できるようになっています。缶切りが不要のため、レトルト食品が普及する以前は、登山やキャンプなどのアウトドアで重宝されました。また、日本においては、一時は丸型のものも発売されていたことがありますが、「コンビーフの缶詰は台形」というイメージが定着しているためか、売上ははかばかしくなく、現在は川商フーズが販売する「ノザキのコンビーフ860g」、「ノザキのニューコンミート860g」や、自衛隊の副食用缶詰等が健闘しているくらいで、流通量はそれほど多くありません。コンビーフは、アルゼンチンやブラジルなどでも、缶詰にしたものが主流で、またイギリスでは第一次世界大戦の頃から、陸軍や海軍でこの缶詰が食料として用いられていました。なお、缶詰にしないものは「フレッシュ(生)コンビーフ」と呼ばれ、アメリカやヨーロッパなどでは一般的です。「ルーベンサンド(Reuben sandwich)」と呼ばれるサンドイッチが有名なほか、キャベツとともに調理された、「コンビーフ・アンド・キャベジ(Corned Beef & Cabbage)」は、アメリカにおけるアイルランド料理の定番となっています。